開催趣旨

2018年度日本生化学会関東支部例会

2018年度日本生化学会関東支部例会開催趣旨

平成30年度日本生化学会関東支部例会を、2018年6月23日(土)に埼玉大学にて開催いたします。今回のテーマは「基礎と応用から魅了する生化学」としました。

「特別講演」では、北潔先生(東京大学名誉教授、長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科長)と鈴木匡先生(理化学研究所、鈴木糖鎖代謝生化学研究室 主任研究員)をお招きします。北先生は、寄生虫のミトコンドリアにおける呼吸鎖の分子特性の基礎研究とこれを標的とする薬剤開発で、目を見張る成果を収められてきました。鈴木先生は、ペプチド:N-グリカナーゼ(糖タンパク質あるいは糖ペプチドからN型糖鎖を遊離させる酵素)の研究を進展させた若きリーダーです。また、平成29年度日本生化学会奨励賞受賞者3名(齋藤康太博士、新崎恒平博士、板倉英祐博士)による若手公演も企画しました。これらすべての講演で、「基礎と応用から魅了する生化学」の研究を堪能いただけることと思います。

「一般演題口頭発表およびポスター発表」では、テーマにこだわらず、多彩な研究分野を対象に募集します。ポスター発表では、学部生、大学院生、ポスドクの方を対象とした優秀発表賞の授与を予定しておりますので、奮って応募していただきたく思います。

また、懇親会は埼玉大学キャンパス内の“バル・メリンの森”にて行います。皆様のご参加を、例会事務局一同、心からお待ちしております。

平成30年度日本生化学会関東支部例会
代表世話人 高橋 康弘


特別講演1

「薬剤標的としてのミトコンドリア ―寄生虫からがん細胞まで―」
北 潔(東京大学名誉教授、長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科長)

特別講演2

「NGLY1の生物学:基礎科学の醍醐味」
鈴木 匡(理化学研究所 鈴木糖鎖代謝生化学研究室 主任研究員)

ミニシンポジウム「平成29年度日本生化学会奨励賞受賞者による講演会」

「巨大分子の分泌機構」
齋藤 康太(秋田大学大学院医学系研究科 情報制御学 実験治療学講座)
「結合タンパク質及び病原菌感染により明らかとなったsyntaxin 17の新たな機能」
新崎 恒平(東京薬科大学 生命科学部 分子細胞生物学研究室)
「細胞質におけるミトコンドリア膜タンパク質の品質管理システム」
板倉 英祐(千葉大学大学院理学研究院 生物学部門 細胞機能制御研究室)

世話人

代表高橋 康弘(埼玉大学大学院理工学研究科 生命科学部門)
戸澤 譲(埼玉大学大学院理工学研究科 戦略的研究部門/生命科学部門)
大塚 裕一(埼玉大学大学院理工学研究科 生命科学部門)
松岡 聡(埼玉大学大学院理工学研究科 生命科学部門)
藤城 貴史(埼玉大学大学院理工学研究科 生命科学部門)