開催趣旨

平成29年度日本生化学会関東支部例会

平成29年度日本生化学会関東支部例会開催趣旨

平成29年度日本生化学会関東支部例会を、2017年6月17日(土)に東京医科歯科大学にて開催いたします。今回のテーマは「生化学と生物学を考える」としました。

「特別講演」では、東京大学教授の堅田利明先生と泊幸秀先生をお招きします。堅田先生は、百日毒素研究から三量体Gタンパク質を発見され、シグナル伝達研究において世界をリードする研究者です。泊先生は、独創的な生化学的手法を導入し、タンパク質をコードしないRNA(非コードRNA)研究を進展させた若きリーダーです。今回は「生化学」を基盤にした研究についてご講演いただきます。ミニシンポジウム「高校の生物が凄い!」では、多くの大学の教員が知らない高校の生物に関して、4名の研究者に多面的にご紹介いただきます。学部および大学院教育の参考になれば幸いです。

「一般演題口頭発表およびポスター発表」では、テーマにこだわらず、多彩な研究分野を対象に募集します。ポスター発表では、学部生、大学院生、ポスドクの方を対象とした優秀ポスター賞の授与を予定しておりますので、奮って応募していただきたく思います。

また、懇親会は東京医科歯科大学が誇る26階のファカルティーラウンジにて行います。東京23区の眺望をお楽しみください。皆様のご参加を、例会事務局一同、心からお待ちしております。

平成29年度日本生化学会関東支部例会
代表世話人 仁科 博史


特別講演1

「RNAサイレンシングの仕組みを探る」
泊 幸秀(東京大学大学分子細胞生物学研究所 教授)

特別講演2

「Gタンパク質に魅せられて40年:定量的視点へのこだわり」
堅田 利明(武蔵野大学薬学部 教授/東京大学名誉教授)

ミニシンポジウム「高校の生物が凄い!」

「高校の教科書、難しくない?〜高校/大学教養における生物教育の問題点〜」
道上 達男(東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授)
「入学試験が「生物」人材に与える影響:センター試験の作題から見えてきたこと」
五十嵐 圭日子(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授、VTTフィンランド技術研究センター 客員教授)
「人材発掘 生物学オリンピックの挑戦」
和田 洋(筑波大学生命環境系 教授)
「高校の生物教育に求めること、大学の生物教育が求められること」
木村 彰方(東京医科歯科大学難治疾患研究所教授)

世話人

代表仁科 博史(東京医科歯科大学難治疾患研究所 発生再生生物学分野)
平山 順(東京医科歯科大学難治疾患研究所 発生再生生物学分野)
宮村 憲央(東京医科歯科大学難治疾患研究所 発生再生生物学分野)
石原 えりか(東京医科歯科大学難治疾患研究所 発生再生生物学分野)
鍔田 武志(東京医科歯科大学難治疾患研究所 免疫疾患分野)
畑  裕(東京医科歯科大学医学部 病態代謝解析学分野)

プログラムアドバイザー

東京医科歯科大学 発生領域メンバー
石野 史敏、澁谷 浩司、井関 祥子、金井 正美